マンガ日和
マンガの感想を綴ってます ネタバレ注意
2010年下半期 ベスト5
いよいよ2010年もあと少し。
今年のマンガも読み収め。
わたしの個人的2010年下半期ベスト5を発表しておきます。
下半期に読んだものから選びました。
1位
![]() | 潔く柔く 13 (マーガレットコミックス) (2010/09/24) いくえみ 綾 商品詳細を見る |
完結巻が下半期に発売されました。
ここ数年、ずーっとナンバー1に大好きだったので、完結は寂しい。
だけど、納得の完結で満足です。
いくえみさんの新作「プリンシパル」にもすでにすばらしい出来です。
2位
![]() | 青空エール 5 (マーガレットコミックス) (2010/07/13) 河原 和音 商品詳細を見る |
最近新刊が出たってのもありますが、5巻から6巻にかけてすばらしいのです。
「ちはやふる」とともに部活マンガの金字塔になれるマンガです。
ちはやふるほど、認知度がないので、ぜひ読んでいただきたい。
3位
![]() | いとしのニーナ 4 (バーズコミックスデラックス) (2010/11/24) いくえみ 綾 商品詳細を見る |
いくえみファンだからね、なんてったって。
「潔く柔く」には負けますが、これだってかなりよかったんです。
善と悪について考えさせられます。
4位
![]() | さあ 秘密をはじめよう 5 (フラワーコミックスアルファ) (2010/09/10) 一井 かずみ 商品詳細を見る |
マンガとしての完成度は、まだまだですが、OLものなのにめずらしく好き。
なんだか好き。
なんだろうね。
5位
![]() | 路地恋花(2) (アフタヌーンKC) (2010/09/07) 麻生 みこと 商品詳細を見る |
麻生さんのラブストーリーってステキなんですよ。
ぜひ多くの人に読んでもらいたいです。
以下、次点
![]() | となりの怪物くん(6) (デザートコミックス) (2010/12/13) ろびこ 商品詳細を見る |
![]() | 町でうわさの天狗の子 7 (フラワーコミックスアルファ) (2010/10/08) 岩本 ナオ 商品詳細を見る |
![]() | 天空聖龍 8―イノセント・ドラゴン (花とゆめCOMICS) (2010/09/03) 山口 美由紀 商品詳細を見る |
![]() | コイバナ!恋せよ花火 10 (マーガレットコミックス) (2010/11/25) ななじ 眺 商品詳細を見る |
![]() | 僕らはみんな死んでいる 1 (クイーンズコミックス) (2010/10/19) きら 商品詳細を見る |
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恋の香り 2
![]() | 恋の香り 2 (オフィスユーコミックス) (2010/12/17) 桜沢 エリカ 商品詳細を見る |
多分、もう桜沢エリカマンガを読んでも、文句しか出てこないだろうなと思いつつ、完結したみたいなので読んでみました。
ただの昼ドラ系マンガだった・・・・・。
読者層に合わせただけなのか?
主婦の不倫願望をかなえようとして、あきらめさせた。
そんなマンガです。
残念。
★
モノクロ少年少女 5
![]() | モノクロ少年少女 5 (花とゆめCOMICS) (2010/12/17) 福山 リョウコ 商品詳細を見る |
ファンタジーが苦手なもので、若干のためらいを感じながらいつも読むんですが、ギリギリのさじ加減で楽しく読めてます。
やっぱり、「好き」という自分の気持ちに気がつくシーンが、最高ですな。
ここが福山さんはお上手なのですよね。
もっともっとラブ展開がほしいんですけど、またイベントがあるみたいで・・・・・。
いつ、勉強してるんだろうね、どうでもいいけど笑。
けもの間と人間との禁断さがじわじわたまりません。
★★★★
ストロボ・エッジ 9~10
![]() | ストロボ・エッジ 10 (マーガレットコミックス) (2010/12/24) 咲坂 伊緒 商品詳細を見る |
完結しました。
連載を追ってる時は、ここで、蓮くんの告白を断る??安堂くんがけんかに巻き込まれて、罪悪感??ないだろ!
とか、まあもやもやイライラしたわけですが、完結したら、やっぱりいいんじゃないでしょうかね。
蓮くんがかっこよくて笑。
それが全てだったんですよ。
ちゃんとかっこいいと画面でみてわかるキャラを作り出せた。
そのことが重要なんです。
かっこいい男が、可愛い彼女と付き合っていたのに、結局は普通のなんでもない性格のいい女の子を選んだ。
これが、少女の夢じゃないですか!
少女マンガをよむ妄想の原動力じゃないですか!
途中、友だち話がかなり挿入されてつまんなくなったり、安堂人気で寄り道したような印象も受けましたが、全10巻よくまとまったと思います。
最後にかわいいカップル話も読めたしね。
これもまた、少女の夢を叶えたいいお話だった。
でも、咲坂さんはこれからの人だと思います。
いっても、初長期連載だったし、来月の別マから始まる新連載の出来次第ですごいものが描けたら、一流の仲間入りですな。
★★★★
Piece 5
![]() | Piece 5 (フラワーコミックス) (2010/12/24) 芦原 妃名子 商品詳細を見る |
謎が謎をよんでいくばかりの5巻です。
まだまだ風呂敷を広げていくんでしょうから、先は長そうです。
水帆と礼美のくだりがさすがだなと思いました。
10代後半になって、やっと周りの人の想いに気がつくことが多いと思います。
親ににしろ、友達にしろ。
自分が他人にどう思われていたのか、自分は他人に対してどう思っていたのか。
掘り下げて考えられるようになる。
というか、わたしはそうでした。
だけどね、意外とね大人になっても掘り下げて考えない人も多いので、それはそれで楽しく生きていくこともできると思うけれど、掘り下げて考えて人と付き合っていけるようにならないと、取りこぼしていくものが多いんです。
そのことにも気がつかないかもしれないけれど。
周りの人を大切にするということは、どういうことか。
そんなことを考えるきっかけになるんじゃないでしょうか。
ミステリー要素も楽しいけれど、若い読者に対しての作者の大人からのメッセージを感じます。
そのメッセージをうまくマンガ化しているなと、感心するばかりです。
★★★★
青空エール 6
![]() | 青空エール 6 (マーガレットコミックス) (2010/12/24) 河原 和音 商品詳細を見る |
雑誌掲載時も泣きましたが、やっぱり今回も泣きました。
もう、涙があふれてしょうがないという。
なかなかないことですよ、これは。
しかもラブシーンとか人が死ぬとかそんなことじゃなく、高校生の青春にしかもマンガで泣かされるとは思わなかった。
先輩を部活に戻す為に、みんなであれこれ考えるんです。
そのあれこれが、大人からするとそんなことで?みたいなばからしいことというかね。
大人になるとそうなんですけど、渦中にいると一生懸命なわけです。
わたしも似たような体験をしてきたからこその感動なのかもしれません。
一緒にやってきた仲間を簡単に手放したくないという想い。
マンションの外で、道路の真ん中で、みんなでトランペットを吹くなんて大人にはできません。
高校生だからこその、衝動が胸を打つのです。
その後は、合宿話で気持ちも落ち着きますが、6巻の冒頭は、ある意味それまでのお話のクライマックス。
そこからまた、新たな一歩を踏み出したんだと思います。
つばさも本当の意味で白翔のブラスバンドの一員になって、これからがまた新しい道なんでしょう。
笑えてこらえての「ブラスバンドの旅」でしたっけ?現実を超えた感動があります。
河原さん、どんどん進化していくなあ。
★★★★
プリンシパル クッキー2月号
![]() | Cookie (クッキー) 2011年 02月号 [雑誌] (2010/12/25) 不明 商品詳細を見る |
今月号もやばかった。
なんでしょう。
このドキドキは。
わたしは、もう志真なんです。
志真になって、和央をスキなんです。
和央がどんな子なのか?和央と弦の間に、弦のお姉ちゃんとの間に何があるのか?
私も知りたい、
もっともっと近づきたい。
そんな風に妄想する、少女マンガの醍醐味が詰まってます。
現在の枠線を太く、過去を細く描いているのも効いてるなあ。
必ず、最後に志真のお母さんのつぶやきを入れてくるのも効いてるなあ。
さすがです。
やっぱり、今一番楽しみな連載です。
君のとなりで青春中 1~5
![]() | キミのとなりで青春中。 1 (フラワーコミックス) (2008/12/24) 藤沢 志月 商品詳細を見る |
ベツコミでチラッと読んだことがあって、あんまりだなあとは思っていたんですが、5巻まで続いているということは、そこそこおもしろいのかもしれないと期待して読んでみました。
おもしろかったのは、2巻までですね。
幼馴染みものの、友だちという関係じゃなくなる不安みたいなのがよかった。
そこからお互いの想いを確認するまでが、ピーク。
どんな少女マンガもくっつくまでがピークで、くっついてからもおもしろさを持続し続けるというのが本当に難しいということが、改めてよくわかる。
生半可なことじゃないんですよ。
うまくいっている二人をおもしろく描くのはね。
ありがちに、男も女もライバルを投入して、引っ掻き回させてみたりしたんだけど、これがおもしろくなかった・・・。
特にあのアメリカ人とのスキーはなんだったんだ?っていう不自然さ。
5巻になって、これまたお決まりパターンの離れ離れになるかも~を持ってきましてね。
さて、6巻でどうするのか。
男の子のほうを、ちょっと複雑な家庭環境においてというのもよくあるよね。
あ、そういうえば、女の子も母親が出て行ってしまったんだったな。
幼馴染みものにお互いの必要性を持たせようと思うと、寂しい家庭ってのが肝になってくるんですね、多分。
まあ、どこまでも定番で、サラッと読むのにはいいのかもしれません。
でも、早いところ終わらせてもらって、八寿子さんに連載させてあげて~と思ってしまいます。
ベツコミの連載を持てる基準がよくわからない。
毎連載おもしろくなくても、常に連載をもらえてる人もいるものね。
★★★
初恋白書/罪恋
スピード出世を遂げていらっしゃるらしい、吉永さん。
短編集をふたつ読みました。
これは、3冊目のようですが、なかなかよかった。
「夏恋メモリアル」
中学生時代って、親にも友だちにも好きな人にも素直に接せられなくて、ついつい逆のことをしてしまう。
そういうかわいさが伝わってきました。
中学時代のこういう気持ちは、共感を得そうです。
幹事の男の子の意図はなんだったのか?小さくでもはっきりあったほうがよかったとは、思いますが。
「君と私の片想い」
彼は友だちのことが好きで、自分はそんな彼が好きという一方通行物語。
これが、この1冊の中では、一番うまくまとまってました。
「スキよりキライ」
いきなりキスってないだろとは思いましたが、かわいらしくていいんじゃないでしょうか。
「雪に願いを」
初期のものなのかな?
絵がこれだけ違う。
最後、尻切れトンボな感じで残念。
全体的に、唐突感があるんです?
えっ?っていう展開とか、急に終っていたり。
なんとなく座りが悪い。
だけど、片想いの気持ちを表現するのは、お上手ですねえ。
★★★
こちらは、初単行本。
ストレートなのがこの人はうまいと思うんですが、最初はいろいろひねってたんだな。
個性を出そうとしてたのかもしれませんが、王道にちょっと変化球を入れるぐらいでちょうどいいんですよ。
だから、全部いまいち。
でも、↑になったらよくなってきてるし、人気が出てくるのもうなずけます。
絵も少しづつうまくなってきてる。
これから、期待ですね。
★★
短編集をふたつ読みました。
![]() | 初恋白書 (Betsucomiフラワーコミックス) (2009/11/26) 吉永 ゆう 商品詳細を見る |
これは、3冊目のようですが、なかなかよかった。
「夏恋メモリアル」
中学生時代って、親にも友だちにも好きな人にも素直に接せられなくて、ついつい逆のことをしてしまう。
そういうかわいさが伝わってきました。
中学時代のこういう気持ちは、共感を得そうです。
幹事の男の子の意図はなんだったのか?小さくでもはっきりあったほうがよかったとは、思いますが。
「君と私の片想い」
彼は友だちのことが好きで、自分はそんな彼が好きという一方通行物語。
これが、この1冊の中では、一番うまくまとまってました。
「スキよりキライ」
いきなりキスってないだろとは思いましたが、かわいらしくていいんじゃないでしょうか。
「雪に願いを」
初期のものなのかな?
絵がこれだけ違う。
最後、尻切れトンボな感じで残念。
全体的に、唐突感があるんです?
えっ?っていう展開とか、急に終っていたり。
なんとなく座りが悪い。
だけど、片想いの気持ちを表現するのは、お上手ですねえ。
★★★
![]() | 罪恋 (フラワーコミックス) (2009/02/26) 吉永 ゆう 商品詳細を見る |
こちらは、初単行本。
ストレートなのがこの人はうまいと思うんですが、最初はいろいろひねってたんだな。
個性を出そうとしてたのかもしれませんが、王道にちょっと変化球を入れるぐらいでちょうどいいんですよ。
だから、全部いまいち。
でも、↑になったらよくなってきてるし、人気が出てくるのもうなずけます。
絵も少しづつうまくなってきてる。
これから、期待ですね。
★★
ウツボラ 1
![]() | ウツボラ(1) (F×COMICS) (2010/06/09) 中村明日美子 商品詳細を見る |
表紙からして不気味ですが、内容もサイコミステリーと書いてあるとおり、ミステリー仕立て。
まだ1巻ですから、謎ばかりです。
これは、終ってみないと、いいか悪いかは判断つきかねる。
とりあえず続きが気になるおもしろさはあります。
ミステリーとしては、特に新しい展開も無いような印象を受けますが、絵の表現の仕方ですごく魅せられる。
楽しみです。
★★★
愛の生活
![]() | 愛の生活 (オフィスユーコミックス) (2009/11/19) 桜沢 エリカ 商品詳細を見る |
一瞬現れた今は亡き「マリカ」という雑誌に掲載されていたもの。
それにしても、桜沢エリカの時代は終わったとまたしても思わされた。
終わったというか、止まったままというのか。
もともと桜沢エリカという人のマンガは雰囲気マンガで、内容がどうこうというものではなかったけれど、年を取ったなら取ったなりの新しい物が読めるかと思いきや、なんの進歩もなかった。
女が恋に生きるのもいいけれど、恋だけではつまらない。
娘との対比もいまいちで、リアルでも妄想でもない、胸キュンもない、残念なマンガでした。
★
さんすくみ 1
![]() | さんすくみ 1 (フラワーコミックスアルファ) (2010/11/10) 絹田 村子 商品詳細を見る |
読経しちゃうぞ!の続編。
短いパターンになって、このゆるさがいいです。
神社、寺、教会、それぞれの苦悩が力が抜けてておもしろい。
もうある程度予想できるパターンの話は出尽くした感があるので、ここからが難しそうです。
神社マニアとかそもそもいわゆる歴女とか、そういうタイプの女の子を出してちょろっとラブが入ってきたらより楽しめそう。
ゆる~いのが読みたいときには、おすすめです。
ほぼ少女マンガじゃないけれど。
★★★
花と悪魔 9
![]() | 花と悪魔 9 (花とゆめCOMICS) (2010/12/17) 音 久無 商品詳細を見る |
ビビ、決断する!の巻。
なので、ビビ単独表紙!
悲しい決断をするビビ。
本誌では、完結してますから、もちろん読んだわけで、最後を知っている訳ですが、やっぱりミラクルはおきませんでしたね。
はなちゃんが悪魔になれたりするのか?とか思ってましたが、そんなことはないわけです。
あくまでも、悪魔と人間というありえない禁断のラブストーリーナ訳です。
だからね、別れてしまうという選択は当然。
次巻での完結が、楽しみです。
さっさと出してくれればいいのに。
★★★★
L DK 5
![]() | L DK(5) (講談社コミックスフレンド B) (2010/12/13) 渡辺 あゆ 商品詳細を見る |
ツンデレ柊聖が気に入ってるんですが、ここまで思わせぶりなくせに好きとかじゃないみたいな展開にちょっと白けてきちゃった5巻です。
あんなにブラのホックをはずすのがうまいのに、恋愛の自分の感情に関して気がつかないって、どんなトラウマがあるの?
お兄ちゃんの奥さんである元カノとの事情を具体的に明かしてほしいもんですなあ。
まさか、今までの説明で終わりってことはないでしょう。
両親の存在も見えなくて、どんなんなのか、よくわかんないし。
よくわからない柊聖がよかったんですが、飽きてきたので、そろそろ違う方向で進めてほしいです。
★★★
IS 12~17
![]() | IS(17) <完> (講談社コミックスキス) (2009/10/13) 六花 チヨ 商品詳細を見る |
とっくの昔に完結してました。
立ち読みしていたので、最後までだいたいの内容はわかっていたんですが、まとめて読むと、ずしりときますね。
ISをテーマによくここまでまとめたなあと感心します。
ISを世間に広めた功労は大きいと思います。
17巻まで続けて、バットエンドではがっかりなので、うまいハッピーエンドでした。
こうするしかほかない。
他の終り方は、考えられないです。
図書館に置いてもいいマンガです。
世の中こんなマンガばっかりもおもしろみがないけど。
★★★
ちはやふる 11
![]() | ちはやふる(11) (Be・Loveコミックス) (2010/12/13) 末次 由紀 商品詳細を見る |
千早の母親のほろっとさせられ、太一が不憫すぎる11巻。
千早にとって、太一は男性として微塵もうつってないのね。
気の毒すぎる。
新もずっと一緒にいたら、ただの友達だったかもしれないね。
離れたものが勝つということもあるんだということかしら。
まだ、どっちとかってのは全くわからないけれど。
というかいつか千早が恋に目覚めることはあるんだろうか。
ラブが少なくても、おもしろいです。
今年の「このマンガがすごい」に何位かに選ばれてるのも納得です。
1位「HER」、納得いかなかったなあ。
1位になるマンガじゃないでしょ、あれは。
★★★★
学園ベビーシッターズ 1~2
![]() | 学園ベビーシッターズ 1 (花とゆめCOMICS) (2010/04/30) 時計野 はり 商品詳細を見る |
飛行機事故で両親を亡くした兄弟が、同じ事故で息子夫妻を亡くしたおばあさんに拾われて、学園でベビーシッターすることになるお話。
白泉社お得意の両親が突然いなくなるパターン。
LaLa誌上だけでも、少なくとも「キスよりも早く」とこれがそうですよね。
子どもたちは、両親がいなくなったらどうしようと想像するのが好きなんだろうか。
1巻は、その事故から間もなくのことでもあるし、時計野はりさんお得意の人情物語でホロっとさせられましたが、2巻では、すでに飽きてしまった。
かわいいお話ではあるんだけどねえ。
やっぱりラブが一切ないのがいけない。
ちょっとは入ってきそうな予感はさせているけど、まだまだ先の感じ。
「お兄ちゃんと一緒」もラブ展開に持っていくのに5巻くらいかかってた気がしますから、これもその覚悟がいるのかもしれません。
それまでは、小さい子どもたちのかわいさで癒されましょう・・・・なんでしょうが、実際子育てしてる身だとそこは残念ながら癒されません。
でも、小中学生が読んだらきっと楽しいマンガです。
★★★
& 1
![]() | & 1 (Feelコミックス) (2010/11/08) おかざき 真里 商品詳細を見る |
昼間は医療事務の仕事(派遣)、夜と休みはネイリスト。
実家暮らしで彼氏がいたことがない26歳女子。
フィールヤング読者にとっては、ドストライクな設定なんじゃないでしょうか。
前の「サプリ」の広告会社のOLは、夢のような世界でごくごく一部の人の話だったのが、今度はザ・リアル。
彼氏がいたことがないわりに色気はあるってのが、ちょっと非現実?
なんだかんだいって、間貸しさせてくれたシロちゃんも、病院の先生だって、自分がその気になればなんとでもなる。
もっと本格的にもてないぐらいのほうがよかったのにな。
色気のないマンガになってしまうけれど、それのほうが、共感度はアップすると思いますねえ。
ただ、わたしにはこの人生の定まらないもやもや話は、今はもういらない。
別に思い出したい時代じゃないものねえ。
20代の人生に若干の焦りを感じる女子におすすめです。
★★★
flat 4
![]() | flat(4) (アヴァルスコミックス) (2010/09/15) 青桐ナツ 商品詳細を見る |
完全に飽きてしまいました。
もう続きはいいかな。
ドラマチックな展開になったとかそういう話が耳に入ったら読むかもしれませんが、おそらく最後までこの調子でしょうからねえ。
平介と秋くんのからみも、もう限界な感じがします。
脱力系でお菓子作りがうまいという設定の平介がよかったわけですが、もういいな。
十分堪能しました。
永遠に脱力男子でいてほしいけど、もう読みたくない。
パティシエの修行でもいって、こてんぱにされたらいいのに笑。
それで落ち込む平介ならみたい笑。
★★
となりの怪物くん 6
![]() | となりの怪物くん(6) (デザートコミックス) (2010/12/13) ろびこ 商品詳細を見る |
ほんと、おもしろいわ。
ハルも雫も寂しい子どもたちなんですよね。
まっとうな親の愛情を知らない。
ハルなんて「親なんていないとおもってた」告白もありましたし、「本邸」とか「ホテルで誕生日パーティ」とか何気なくすごい設定をぶっこんできますけれど、寂しさも二人でいたら埋まるんだろうなと。
惹かれあうのは、お互い同じ気持ちを味わったことがあるからなのかもしれません。
方向性は違っても、実は一番の理解者になれる二人なんでしょう。
雫からの「ブチュ」というキスがかわいくてかわいくて。
不器用な二人の成長をずっと見守っていたい。
基本的精神年齢は、小学生レベルだもんね。
あと、ササヤンですよ。
唯一の普通の男子高校生。
まぶしい。
夏目ちゃんみたいな子には、憧れを超えて嫉妬になってしまう気持ちがよくわかる。
さらに超えたところにいるのが、さすがのみっちゃんですけれど、夏目ちゃんとみっちゃん、そこにササヤンがどう絡むのか、恋模様はあっちこっちへぐちゃぐちゃと、見逃せません。
★★★★
爛爛
![]() | 爛爛 (マーガレットコミックス) (2010/10/25) いくえみ 綾 商品詳細を見る |
連載時には、短すぎて細切れで良さがわからなかったけれど、1冊になったらそこは、いくえみさん。
さすがの出来でした。
それぞれが不思議な力を持っているお伽話。
だけど、やっぱり男の子たちがいいんです。
琥珀も有平も、いいんです。
そりゃ、外見は琥珀がいいんですけど笑、有平の性格がいいんだよねえ。
絵も幼くして、かわいらしい中にも、能力があるということの偏見を題材に若い読者へのメッセージを感じました。
オールカラーの「きょうはまっすぐ帰らない」の学くんもかわいかったな。
なんにせよ、結論は、いくえみさんの描く男の子が大好きだ!ということ。
★★★
別冊マーガレット 2011年1月号
![]() | 別冊マーガレット 2011年 1月号 [雑誌] (2010/12/13) 不明 商品詳細を見る |
今月もおもしろかった。
「360℃マテリアル」
滝君が焦ってる姿がかわいい~ってみんな思うんでしょうね。
高校2年になってどうするんだろう。
ラブラブカップルの高校3年間の話になるんだろうか。
ちょっと全体的に弱い。←絵のタッチのせいか。
「少女少年学級団」
焦らされちゃったな。
まあ、そんなに簡単に結論を出すことはないと思ってたけどさ。
じらしの別マに軽く10年以上描いていらっしゃる藤村さんだものね。
でもでも、健兄~に悩んでほしくなかった。
すっぱり振ってほしかった。
だけどね、そうよね、凛は、簡単に告白してくる女たちとは違うものね。
簡単に答えを出せない、健兄の優しさもわかるよ。
そんな健兄が好きなんだもん笑。
でも、ちゃんと振ってね笑。
「ヒロイン失格」
今月号も笑わせてもらいました。
勢いがあります。
「夢見る太陽」
お父さんとの関係をどうするか?
やっぱりこれはひとつの大テーマですね。
煮え切らない大家さんがやっぱりステキなんでした。
「あしたの宿題」
残念男子、よかったです。
商店街という設定もおもしろいし、脇役も芸達者揃い。
残念だけど、ちゃんとかっこいい。
これは、連載にしたらいいんじゃないでしょうか。
久々に中原さん「やってくれたな」と思いました。
「君に届け」
風早くんのお父さん、ナイスキャラ。
こういう人だとは想像していなかった!
おもしろいです。
弟もオヤジも簡単に爽子と呼んじゃうのに、恥ずかしくて呼べない風早くんとの対比もさすが。
「紅色HERO」
次号で最終回のようです。
結構あっさり終っちゃうんだなあ。
ラブでもうひと盛り上がりしてほしかった。
「やじろべえ」
連載第二回。
誠司が気に入ってます。
どんどん登場人物も増えてきて、ごちゃごちゃしていきそうで楽しみ。
「虎と狼」
最後にまさかの新キャラ登場。
男の新キャラが出てくるとは、予想外。
どう絡んでくるんでしょうか。
まだまだ、話は序盤ってことなのかな。
「青空エール」
先輩がブレスをわざと大きくしてくれてるっていう気遣いにほろっときちゃいました。
そうしてくれる先輩もステキだけど、それに気がつけるつばさもステキ。
大介もねえ、家にまできて「話聞きたい」って彼氏じゃん!っていうね。
付き合ってないけど、彼氏みたいな状態で3年間いくってのもいいね。
「シトラス」
4人のひとりひとにスポットを当てていくやり方でいくのかしら。
まだまだ謎ばかり。
思春期のもやもやというか大人になれないもどかしさは、中学生に共感を呼ぶと思います。
「拝啓伊達政宗様」
完結しました。
これ以上続くのは、どうかと思っていたので、これぐらいでちょうどよかった。
でも、次にすぐ連載はもらえないでしょうねえ。
もうちょっと修行してもらわないとね。
「好きって言わせる方法」と「ファイブ」が早く終わってほしい。
LaLaDX 2011年1月号
![]() | LaLa DX (ララ デラックス) 2011年 01月号 [雑誌] (2010/12/10) 不明 商品詳細を見る |
師走は何かと忙しいので、やっぱり読むのに時間がかかりました。
冬休みにのんびり読むのにいいんじゃないでしょうか。
お気に入りベスト5
「赤髪の白雪姫」
最近、イザナがかっこいいなと思い始めてます笑。
ガウンを羽織るところとか笑
イザナは好きな人、いないのかな?
もうお妃がいてもいいような年よね。
身分差ものは、なんだかんだ一度は離れ離れになるのが鉄則ですが、これはひねりがあっておもしろいです。
どうなるの~というおもしろさが出てきて、ラブシーンがないのは寂しいですけれど、ゼンが焦ってるだけで満足。
「私が妃に望む娘です」だけで見開き全部を使うとは、なかなか思い切りました。
曖昧さがあったゼンの気持ちが、宣言することではっきりとした瞬間です。
よかったよかった。
「帝の至宝」
相変わらずの安定さ。
いい加減に志季も自覚してもらいたいけど、ほのぼのもまた楽しい。
「未来空想カプセル」
タイムスリップもの。
現代に過去の人が来るパターン。
最後、自分の時代に戻るかと思いきやそうでないところをみると、連載になることを狙ってるのか?
連載になってもよさそうです。
「純愛ステーション」
完結しました。
穏やかなよい終わり方でした。
「if talk」
夢木みつるという方の受賞作。
幼馴染みものです。
絵もきれいだし、ありがちな幼馴染みものをうまく料理してました。
今後に期待してます。
全体にそこそこおもしろいけど、私的大ヒットが少なかったです。
「赤髪の白雪姫」がやっぱりダントツのおもしろさ。
センゾク
![]() | センゾク (花とゆめコミックス) (2010/03/19) 平間 要 商品詳細を見る |
男の子が女の子の専属料理人という設定に、正直「なんだそれ?さすが花とゆめ」と思ってたんですが、意外や意外好きなタイプのマンガでした。
お互いがとても孤独な想いを抱えていて、それを癒しあっている。
そのための「センゾク」なんです。
束縛しあうことを「センゾク」と名づけたのが、いいセンス。
女の子の不器用な女王様っぷりも半端無くて、かわいらしい。
とにかくお互いを大切に想ってるその気持ちが画面から伝わってきて、愛しい気持ちになりました。
ラブラブな二人好きなわたしには、大満足でした。
初単行本にしては、素晴らしい。
たまに男の子の顔が崩れますが、それもご愛嬌。
どんどん作品を描いて頂きたいです。
★★★★
狼陛下の花嫁
![]() | 狼陛下の花嫁 3 (花とゆめCOMICS) (2010/11/05) 可歌 まと 商品詳細を見る |
どんどんおもしろくなってきてます。
夕鈴の変顔が効いてます。
それをかわいいという狼陛下。
ふたりのキャラがここまでふっきれてると、読んでいて楽しいです。
いつまでもふたりの夫婦漫才に付き合っていたくなる。
可歌さんのとがったあごの絵が気にならなければ、どんな人も楽しめる王道少女マンガです。
★★★★
たとえ世界に背いても 3
![]() | たとえ世界に背いても 3 (白泉社レディースコミックス) (2010/11/05) 長江 朋美 商品詳細を見る |
完結しました。
もうすべて想定内でした。
シルキー読者は、それを求めてるんだからいいんでしょうねえ。
母親との確執の解決も、一旦別れて最後に戻るという身分差お決まりパターンもなんのひねりもないお話。
がっかりでしたな、これは。
総理大臣のSPという設定がいいと思ったけど、結局、あの映画の「SP」からちょっとアイデアを頂いたんだね、きっと。
★★
ドミノ
![]() | ドミノ (マーガレットコミックス) (2010/10/25) 山口 いづみ 商品詳細を見る |
ドミノは、別マで3回連載でした。
そのときに読んで、小粒だなあと思いましたが、通して読んでもその印象は変わらず。
山口さんは、たまにとてもいいものを描くので、好きな作品もあるんです。
なので、他の収録短編が楽しみで読んだんですが・・・・。
中学生の話と男の子の子どもの話だったんですよ。
がっかりです。
中学生の話は、おばちゃんにはちときつい。
共感できないんですよねえ。
中学生でバス通学とかあるの?とまず疑問に思ってしまった。
地方によっては、あるのかもしれませんけど、田舎だっていう設定があるわけでもない。
設定を中学生にした意味があまりなかったですよ。
山口さんは、もっと魅力的な男の子を描けたらヒットすると思うんです。
現実に確かにいそうな男の子もいいんだけど、やっぱりいそうでいないキラキラ男子を描かないと別マでは生き残っていけないんじゃないでしょうか。
★★
イジイジ×モジモジ
![]() | イジイジ×モジモジ 遊知やよみ読切り傑作選 (集英社文庫―コミック版) (2010/09/17) 遊知 やよみ 商品詳細を見る |
「福屋堂本舗」が非常におもしろくて、好きになったマンガ家さんなわけですが、その後の作品はおもしろいんだけど、胸キュンが圧倒的に足りなくて、わたしとしてはがっかりだったんです。
で、今連載中の「それは恋です」も先生と生徒という設定と男(先生)目線という設定におもしろく読んでいるんですが、乗り切れないテンションなんですよ。
この読み切り集をを読むと、あんまり期待しないほうがいいのかもしれないなと思ってしまいましたね。
おもしろくなかった。
わたしの読みたいパターンとずれてるんでしょうね。
個性があるということにしておきます。
少女マンガ初心者には、あまりおすすめできません。
★★
ペコセトラ
![]() | ペコセトラ (Feelコミックス) (2010/02/08) 渡辺 ペコ 商品詳細を見る |
Feelコミックスは、高くていけない。
そして、高いわりに何度も読みたいタイプのマンガが少ないのよねえ。
と言いながら、レンタルしたんですけどね。
こんなマニアな本までレンタルにあるすごさ。
ますますマンガの単行本が売れなくなるんじゃない?大丈夫?ツタ○!
ペコさんの初期の短編を集めたもの。
特に印象に残るものはなかった。
これからに期待してます。
★★
読経しちゃうぞ!
![]() | 読経しちゃうぞ! (フラワーコミックス) (2010/03/10) 絹田村子 商品詳細を見る |
なかなかおもしろかったです。
神社と寺と牧師の2代目の苦悩がおもしろおかしく描かれてます。
家のおかげでモテない三人組。
設定勝ちです。
宗教観が軽いのもいい。
3人のなさけなさもいいんです。
題名を「さんすくみ」に変えて、連載中のようです。
かわいい女の子が投入されたら楽しくなりそうだな。
★★★