この世界の片隅に 上中下巻

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス) (2008/01/12) こうの 史代 商品詳細を見る

昭和初期の呉が舞台です。

こうのさんの絵だからなお心に染みる気がします。

あの絵だから、より普遍的に感じると思います。
あの時代、ほとんどの人がこんな風にすごしていたんじゃないかなと、身近に感じられる。

あとは、何も言えない。
ただ、多くの人が読むべきマンガだと思います。



★★★★

さんさん録

さんさん録 (2) (ACTION COMICS) (2006/06/28) こうの 史代 商品詳細を見る

レンタルにて発見。
こういうものがレンタルできるってうれしい。
定価で買うには高いので。


主人公はおじいさん。
奥さんを亡くし、息子夫婦と暮し始めます。
さんさん録というのは、奥さんが記した料理の作り方や掃除の仕方などなどいろいろなことの記録の部分のおじいさんの記録の部分。
昭和の母という感じのできた奥さんだったのです。
わたしも記録本が欲しいぐらい。
お嫁さんも出来た人でして、お義父とふたりで昼間にボーっとテレビを観て過ごすなんて、わたしには到底出来ない。

日本の家庭がこうであってほしいという願いのような物語でした。


★★★

夕凪の街桜の国

夕凪の街桜の国 (2004/10) こうの 史代 商品詳細を見る

薄っぺらいけれど、内容が濃いです。
難しい題材をとてもうまく描いていると思います。
こういうマンガを映画化するのは、うなずける。
日本人なら一家に一冊は持っていないといけないような気がします。
子どもたちにいつか必ず読んで欲しい。


わかっているのは「死ねばいい」と誰かに思われたということ
思われたのに生き延びているということ


そういう風に考えたことはなかったのだけれど、戦争と言うのはそういうことですよね。

外国にも多くのマンガが翻訳されて読まれているといいます。
これも読んでくれたらいいのになあと思います。




★★★★