マンガ日和
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緑夢
![]() | 緑夢 4 (4) (講談社漫画文庫 み 8-15) (2007/05) 三浦 実子 商品詳細を見る |
抜けた巻を古本屋で探すこと1ヶ月以上、やっと全巻揃いました。
高校生のときに友だちに借りて途中まで読んで、その続きがとてもとても気になっていたので満足です。
当時は、ファンタジーなものは苦手でしたが、これはおもしろい!と思っていたんです。
だけど、打ち切りなのかなんなのか、プツっと途切れてしまっていたのです。
最近になって知ったにですが、途中からは連載ではなく書き下ろしなんですね。
だから、出るまでにかなり時間がかかっています。
待っていた甲斐はそれなりにありました。
たぶん、この連載当時は、花とゆめでは「ぼくの地球を守って」が連載されていたりして、世の中が世紀末に向っていく、ノストラダムスの予言を不安に思うような、地球滅亡みたいなことが取りざたされていたころだと思います。
だから、そういうことを意識しながら、新しい人種になってしまった人間と普通のままの人間の愛によって地球は守られたというマンガを描いたのでしょう。
三浦さんのマンガの中では、一番よくできていると思います。
★★★★
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KIRAI
![]() | KIRAI 10 (10) (2003/07/11) 三浦 実子 商品詳細を見る |
高校時代に途中まで読んでおもしろかったので、気になっていたのは「緑夢」でした。
その5,6,7巻だけ古本屋で手に入れて読んだらば、記憶どおりおもしろかったので、これをレンタルしてきたのですが、がっかりでした。
あとがきに「デザート」創刊時で、雑誌そのものもどうなるかわからない・・・という状況だったからいつでも止めれるようなお話をというようなことを描いてあったのですが、そういう感じです。
なんか中途半端。
一応最後はハッピーエンドですけれど、同居ものできらいきらいも好きのうちってやつなのに全然胸キュンしないのです。
男の子は、寂しがりやで女かお酒がないと眠れない超遊び人(高校生なのに)、女の子も真面目なようで結局軽い。
想いが通じあっても、いちゃいちゃするばっかりで・・・。
男の子の過度な愛情表現に女の子は逃げ出して留学してしまうのですが、なんか夢があるのかと思ったら、ほんとにただ逃げただけだったというがっかりな内容でした。
読者に合わせたマンガという感じ。
もっと自分の描きたい世界を描けば「緑夢」みたいなおもしろいものも描けるんだろうになあ。
残念。
とりあえず、「緑夢」の1~4巻を早く古本屋でみつけたい。
★★
リターン
![]() | リターン 4 (4) (講談社漫画文庫 み 8-11) (2007/03) 三浦 実子 商品詳細を見る |
高校生の頃、この人のどの作品は忘れてしまったのだけれど、すごくおもしろかったのに休載かなんかで、途中までしか読んでなかった作品があったことがずっと気になっていて、もしかしてこれ?と古本屋に格安であったので、読んでみました。
たぶん、探していたものではなかったな、これは。
過去の自分の面白さアンテナを信用するならが、これはあんまりだったので。
設定はおもしろかったです。
男の子の魂が女の子の体に入ってしまって、そのうち女の子の魂も復活して、一つの体に二つの魂ということになってしまうのだけれど、さて、どうするか?というようなあらすじです。
そのことを男の子の幼馴染(男)だけが気が付いていて、BLではないのだろうけれど、かといって男と女というわけでもない、ちょっと違和感のある状態なんですね。
そこが、おもしろいんでしょうけれど、なんせ胸キュン同盟ですので(笑)、しつこいようですが、物足りない。
ストーリーもわくわくしませんでしたねえ。
★★
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