マンガ日和
マンガの感想を綴ってます ネタバレ注意
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駅から5分 3
駅から5分 3 (クイーンズコミックス)
花染町駅から5分の範囲に住んでる人たちの物語なんですよね。
もう登場人物が多すぎて、何がなんだか・・・になってくるんですが、そんなに覚えてなくてもいいことなのかもしれないとも思ったりね。
通りすがりの人の話と思えばいいのかな。
花染高校の生徒会がらみの話が一番多いんですけど、生徒会長がみんなにとても信頼されていて、しかもかっこいい。でも、謎の人物。
この男の子が物語の大きな軸ではあるんだろうけれど、周辺の話で人物像をみせられているだけなので、魅力的なんだろうけれど、魅力的に感じられないところが残念です。
詳しいことは全然わかりませんけれど、くらもちさんが実験的なことを描いていることは、なんとなくわかる。
だけど、ちょっと読みづらいんですよねえ。
すごく印象に残る話もないところも残念。
人物の描き分けは、感服します。
★★★
花染町駅から5分の範囲に住んでる人たちの物語なんですよね。
もう登場人物が多すぎて、何がなんだか・・・になってくるんですが、そんなに覚えてなくてもいいことなのかもしれないとも思ったりね。
通りすがりの人の話と思えばいいのかな。
花染高校の生徒会がらみの話が一番多いんですけど、生徒会長がみんなにとても信頼されていて、しかもかっこいい。でも、謎の人物。
この男の子が物語の大きな軸ではあるんだろうけれど、周辺の話で人物像をみせられているだけなので、魅力的なんだろうけれど、魅力的に感じられないところが残念です。
詳しいことは全然わかりませんけれど、くらもちさんが実験的なことを描いていることは、なんとなくわかる。
だけど、ちょっと読みづらいんですよねえ。
すごく印象に残る話もないところも残念。
人物の描き分けは、感服します。
★★★
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駅まで5分 1~2
![]() | 駅から5分 2 (2) (クイーンズコミックス) (2008/09/19) くらもち ふさこ 商品詳細を見る |
コーラスで単体で読んでるとつながりがあまりわからなかったのだけれど、まとめて読んでみると、少しづつのつながりが見えてきて楽しかったです。
やっぱりくらもちさんは、適当にマンガを描いてないなとものすごく思う。
適当に描いてる人なんていないのかもしれないけれど、才能だけではない、志の高さがこういうマンガを描かせるんだろうなあと思います。
オムニバス形式のこれが、どこへ着地するのかとても楽しみです。
★★★★
海の天辺
![]() | 海の天辺 (2) (集英社文庫―コミック版) (1998/09) くらもち ふさこ 商品詳細を見る |
先生と生徒ものです。
これを初めて読んだときは、わたしもまだ10代で子どもだったのですが、今思えば全然子どもなのに大人だと思っている自分がいて、だから、こういうことも絶対にある!と思っていたのです。
だけど、大人になってみると、15,6の女の子なんてほんとにまだまだ子どもだと思うので、なぜ先生が好きになったのかがわからない・・・。
ただ、かわいいだけじゃないの?と思ってしまうおばさんな自分がいます。
なので、中学生の先生と生徒ものは、今はいまいち乗れない。
京子という名前の子が、「キョーチ」を呼ばれていて、ずーっと「なぜ?その呼び名?」と疑問だったのですが、実際うちの子供はきょうすけと言うのですけれど、家族に「キョーチ」と呼ばれているのです。
キョーちゃんと呼んでいたのですけれど、本人が自分のことをキョーちゃんと言えず、「キョーチ」となってしまったのが、由来なのですが、もしもそこまで見越しての呼び名だったとしたら、またまたくらもちさん、深い!と思ってしまいます。
★★★
天然コケッコー
![]() | 天然コケッコー (9) (集英社文庫―コミック版) (2003/12) くらもち ふさこ 商品詳細を見る |
くらもちさん最長編です。
連載が始まった頃は、コーラスを買っていたので読んだ記憶があったのですが、途中から曖昧な記憶しかなかったので、初読みの楽しさでした。
文庫の1巻の巻末で聖千秋さんと対談のようなことをしていて、少しだけ作品の解説?みたいなことがあって「間延びしたろころはある」とおっしゃっていたのですが、確かにちょっとそういうところがあって、昔の作品のような無駄のないコンパクトなものを求めるとちょっと物足りなさがあります。
村の子どもたちは重要な登場人物なのだけれど、そよと大沢くんの話だけをどんどん進めてもらってあとの子は番外編みたいな感じがよかったなあって。
ものすごく盛り上がったと思ったら、次のお話はいきなり違う話だったり、そういうつなげ方もいまいちでした。
きっと、もうありがちな描き方はしたくないのだろうなとは思ったりして、そこがくらもち流なんだろうなとは思うんですけどね。
そよと大沢くんの関係は大好きで、結局プラトニックのまま終わっていますが、手をつなぐ姿とか腕を組む姿などのちょっとしたふれあいのシーンがステキなのです。
そよの心の動きも丁寧で現実に確かに感じることで、そこはほんと素晴らしい!
それにしても、くらもちさんのマンガのヒーローは揃って冷たいけれどとても優しくて、女の子が自分で感じるよりもずーっと愛されてるっていうパターンが多いですねえ。
少女マンガの理想です!
そこは、絶対押さえてるんだなあ。
そよと大沢くんが大人になった話が読んでみたいです。
★★★
いろはにこんぺいとう
いろはにこんぺいと (2)
幼馴染みものの、名作です。
くらもちさんは天才とよく言われますが、本当にそうだなあと読むたびに思うのです。
団地に暮す人々の暮らしが、幼馴染みの二人を中心にして心に染みるやさしさに溢れています。
押し付けではない、当たり前のやさしさ。
だけれど、幼馴染みものとしてのふたりの関係はきっちりグッとくるように描かれていて。
「よく知っているつもりで、観察が遅れてしまってね」というくんちゃんのおとうさんの言葉。
子ども時代の好きなのにいじわるしてしまって、そのまま成長した気まずい思春期。
起承転結がピタリとはまった、お手本みたいなマンガだと思います。
★★★★
幼馴染みものの、名作です。
くらもちさんは天才とよく言われますが、本当にそうだなあと読むたびに思うのです。
団地に暮す人々の暮らしが、幼馴染みの二人を中心にして心に染みるやさしさに溢れています。
押し付けではない、当たり前のやさしさ。
だけれど、幼馴染みものとしてのふたりの関係はきっちりグッとくるように描かれていて。
「よく知っているつもりで、観察が遅れてしまってね」というくんちゃんのおとうさんの言葉。
子ども時代の好きなのにいじわるしてしまって、そのまま成長した気まずい思春期。
起承転結がピタリとはまった、お手本みたいなマンガだと思います。
★★★★
いつもポケットにショパン
![]() | いつもポケットにショパン (1) (集英社文庫―コミック版) (1995/09) くらもち ふさこ 商品詳細を見る |
ちょっと家からは遠いところへ、レンタルしに行ったらば、ここ本屋かよ!というぐらいの素晴らしい品揃えで興奮してしまった。
値段設定は微妙だけれど、マンガ喫茶へ行くよりも読みたいものが読めそうだ。
と言うわけで、散々悩んで選んだのはもう一度読みたくなったこちら。
やっぱりくらもちさんは素晴らしい!
もう、終盤は泣けて泣けて・・・。
麻子の成長物語なのですね。
ピアノうんぬんではなく、人間としての。
最後のきしんちゃんを包み込むようなシーンがステキ。
★★★
東京のカサノバ
![]() | 東京のカサノバ (1) (1996/06) くらもち ふさこ 商品詳細を見る |
わたしが持ってるは通常版なのですが、1冊360円なんですね。
消費税もないし。
時代を感じますが、作品は全然古い感じがしないんです。
くらもちさんの今の作品とは違って、普通の少女マンガですけれど、それがいい!
ありがちな展開でも、細かい設定が生きている。
ラブシーンがいいんです。
やっぱりくらもちさんは、すごいなあ。
★★★★
アンコールが3回
![]() | アンコールが3回 (1) (1986/08) くらもち ふさこ 商品詳細を見る |
くらもちさんはまぎれもなく天才ですよね。
何を読んでも唸ってしまう。
これは、歌手とマネージャーの芸能界もの。
切ない気持ちを絵と短い言葉で表してしまうのがすごい。
これぞ、マンガの醍醐味みたいな。
永久保存です。
★★★★
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