マンガ日和
マンガの感想を綴ってます ネタバレ注意
春巡る 1
![]() | 春巡る 1 (マーガレットコミックス) (2013/07/25) 小畑 友紀 商品詳細を見る |
小畑さんの新作です。
「僕等がいた」のあともう描かないんじゃないかなどと思ってましたけど、早くにしかもクッキーに1話が載ったときはびっくりしたものです。
またしんみりした話だなあと思いながらも。
上手いですよねえ。
才能がある方だなあと思いますわ。
1話目以外は初読みで、読みながら「ああ、この人は大切な人を亡くして死に向き合った人だなあ」と思ったんですよね。
そしたら、やはり巻末にお母様を癌で亡くしたとありました。
「僕等がいた」の連載の不安定さは、やはりそういうことだったのかと納得しました。
「春巡る」1冊の中に今までとは違う小畑さんのマンガへの本気みたいなのを感じたので、おそらく名作になるでしょう。
★★★★
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僕等がいた 16
![]() | 僕等がいた 16 (フラワーコミックス) (2012/03/26) 小畑 友紀 商品詳細を見る |
無事に完結いたしました。
ほんと無事にといって過言ではありませんよね。
映画化がなかったら、まだまだのろのろ連載してそうですもの。
まあでも、やっぱり好きですね。
連載追ってると、下絵のまま載せられてたり、ページ数がいきなり少なかったり、がっかりなことがたくさんありました。
そんな適当な少女マンガ家さん他にみたことないし・・・・・・。
だけど、ひきつけられるものがあるので、しょうがないんですよ。
なんか切なげ。
これが、重要。
詩的と言いますか。
全然違うけれど、むか~しむかし10代の頃「銀色夏生」の詩集を読んだときと同じような感覚になるんですよね。
そこが、魅力。
だから、映画にしたってこの空気感は出せないと思いますので、観ません。
マンガ家ならではの、空気感。
エピローグにしろモノローグにしろ、本当の声で聞きたくないんです。
自分の中のテンポで声でその妄想で満足してるからなあ。
なんにせよ、これ以上ない良い終わり方だったと思います。
満足です。
★★★★
僕等がいた 15
![]() | 僕等がいた 15 (フラワーコミックス) (2011/06/24) 小畑 友紀 商品詳細を見る |
やっぱり小畑ワールドっていいなあと思った15巻です。
独特のものがありますよね。
切ない感じを表現するのがすごくうまいなあ。
なかなかここまでできる人もいないです。
次巻で完結だそうで、きっと幸せな結末を迎えられるんだろうと期待しています。
終ったら最初から読み返そう。
この作品での連載ペースだと、もうこれが終ったらマンガを描かないかもしれないんじゃないかと思うんですが、やっぱり新作を生み出してもらいたいなと切に願います。
★★★★
僕等がいた 14
![]() | 僕等がいた 14 (フラワーコミックス) (2010/08/26) 小畑 友紀 商品詳細を見る |
冬に15巻出せたらいいって、無理でしょ?
あなたの仕事っぷりじゃ!と突っ込まずにはおれませんでした。
あんまり大きなこと言わないほうがいいよ。
どんな事情があるのか知らないけど、気長に待っていてくださいって書いておいた方が、反感をもたれないんじゃないでしょうか。
原稿が適当なときがあっても、やる気はあるっていうアピールなのかな。
本誌掲載時は、「えっ?」っていう回も、一応は直されてました。
まさか、あのまま単行本にするとは、思ってなかったけど。
うーむ。誰かの役に立つことで、矢野は、生きていられるってことなのかな。
七美の役にだって、立つでしょうが!と竹内くんは言いたいのかな?
この漠然とした描写がいいんですけどね。
山本さんと七美がいつか対決したりするのかもしれない。
ラストはずっと前から決まっているとおしゃっていると、どこかに書いてありましたが、まさかここまできてバットエンドだけはないように祈るばかりです。
★★★
僕等がいた 1~13
![]() | 僕等がいた 1 (フラワーコミックス) (2002/10/26) 小畑 友紀 商品詳細を見る |
久しぶりに最初から読み返してみました。
ほんと久しぶりすぎて、最初のほうがすごく新鮮な気持ちで読めましたよ。
最初は、只のかわいいカップル話だったのよね。
ここまで、矢野がダークになっていくとは、最初は予定してなかったんじゃないですかね。
もちろん、ある程度は最初からダークなんですけれど、もう今や、どう救っていいのかわからないところまできてしまっていますから。
七美もおてあげ・・・みたいなね。
アニメ化が余計だったんじゃないだろうかね。
アニメ化がなかったら、もうちょっとサクッと話も進んでいたような。
それにしてもこれは、設定勝ちですね。
七美は、その辺のどこにでもいる普通の女の子(要するに読者)。
矢野が、パッと見ただけで魅力的で、なおかつ母性本能をくすぐられるのですよ。
自分にだけ心を開いてくれてるような気がして、自分だけが彼の救いになれる気がする。
気がするというより、救ってあげたいと思う。
あれだけ色々大変なことばかりが起こる矢野の支えになりたいと思う。
七美、代わりにやって~みたいなところだと思うのです。
矢野の相手は大変だから、竹内くんに行くのもまたわかる。
だけど、きっと矢野のところへ戻って欲しい。
山本の存在もまた見事すぎるぐらい見事でね。
いいカンフル剤な訳です。
うじうじうじうじしてる、主人公たちにイライラもするんだけど、そこがまたいいんですよね。
感情移入しちゃうのです。
うまくやってるなあと思いますよ。
矢野を不幸な男にした、これが成功の一番の要因だと思います。
とにかく、無事に完結して欲しい。
★★★★
きみの勝ち
きみの勝ち (別コミフラワーコミックス)
今月、小畑さんのマンガが続々と新装版として文庫化されるみたいですねえ。
「僕等がいた」は言わずもがなですが、「スミレはブルー」もいったいどうなってるいるのか知りたい。
文庫にあの続きは載っているのだろか・・・。
こちらは、初期も初期なので、かわいらしい感じの短編集です。
ひとめぼれとか本人とあまり接触がない状態での憧れのお話が多かったです。
そういえば「スミレはブルー」もそうだね。
バスの中で会う人とか、あんまりしゃべったことのない人とか、受験の時に見かけた人とか、まあどんな人でも恋に落ちるときは落ちる訳です。
学校の中だけが世界じゃない。
マンガの完成度うんぬんはおいといて。
なんかね、小畑さんは独特のせつなさがありますよね。
それがいいなあと思ってます。
早く復活してほしいなあ。
★★★
今月、小畑さんのマンガが続々と新装版として文庫化されるみたいですねえ。
「僕等がいた」は言わずもがなですが、「スミレはブルー」もいったいどうなってるいるのか知りたい。
文庫にあの続きは載っているのだろか・・・。
こちらは、初期も初期なので、かわいらしい感じの短編集です。
ひとめぼれとか本人とあまり接触がない状態での憧れのお話が多かったです。
そういえば「スミレはブルー」もそうだね。
バスの中で会う人とか、あんまりしゃべったことのない人とか、受験の時に見かけた人とか、まあどんな人でも恋に落ちるときは落ちる訳です。
学校の中だけが世界じゃない。
マンガの完成度うんぬんはおいといて。
なんかね、小畑さんは独特のせつなさがありますよね。
それがいいなあと思ってます。
早く復活してほしいなあ。
★★★
まる三角しかく
![]() | まる三角しかく 1 (1) (フラワーコミックス) (2001/02) 小畑 友紀 商品詳細を見る |
うじうじしてます。
これと言ったドラマもないのですが、それがリアルかなと。
中学生とか高校生ってこういう地味なうじうじした恋愛のほうが多いんじゃないでしょうか?
イマドキはそうでもないのかな??
大人の私から見れば、子どものかわいい恋愛だなあという感じです。
★★
スキキライ好き。
![]() | スキキライ好き。 (別コミフラワーコミックス) (2000/07) 小畑 友紀 商品詳細を見る |
好きと思っていたけれど、やっぱりいじわるだからキライかも、だけどやっぱり好きだったという具合のタイトルそのままのお話でした。
ただ、、それだけ。
★★